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ハードスタッフに再録されたアウトサイダー(林直人編集)を読んで [バンド人生]

とりあえず今考えていることをぐちゃっと書いておく
http://take38.blog.so-net.ne.jp/2009-02-14

ここで書いたんですが、3月29日のdB-BOXのライブに向けて、いろいろ考えたいと思っているのですが。

ハードスタッフが出る!!
http://take38.blog.so-net.ne.jp/2008-10-10

ここに再録されている、林直人氏編集のミニコミ『アウトサイダー』、2月14日のブログにも書いたけれど、ここに載っている林さんの文章には本当に心動かされます。

その内容自体は『ハードスタッフ』を購入して読んでいただきたいので、ここではそれを読んで私が感じたことを書きます。

まず思うのは、バンドをやるというのは非常に楽しいけれども、いろいろ犠牲も伴いますよね。犠牲というと大げさですけれど、まあ平たく言えば時間も金もかかるということです。

そうやって時間と金を使ってバンドをやっていく以上、しっかりしたことをやっていきたいと思いますよね。せっかくやっているんだから。

しっかりしたことをやっていくというのは、言い方をかえれば、やっていることがぶれないようにしていきたい、ということでもある。

やっていることがぶれないようにするためには、「何でバンドをやっているのか」という原点のところをしっかりさせておく必要があると思います。

『アウトサイダー』の林さんの文章は、その原点のところが凄くしっかりしているのですよね。で、執筆当時に林さんがライブを見た関西のバンドは、林さんからすればその原点のところが定まっていなかった。なので『アウトサイダー』には、それらのバンドに対する痛烈な批判が記されています。

これは刺さりますね。今の自分のバンドは、林さんの批判に耐えうるものであるのか、考えずにはおれなくなるのですよね。

それともう一つは、そういう痛烈な批判をしていながら、林さんの視点は、それらのバンドを単に批評する、言い方を変えれば採点するみたいな、そういう他人事みたいなところが全然ないのですよね。

それは、自分の周りにシーンを作りたいといえばよいのか、なにかそういう状況というようなものについての渇望のような気持ちがあって、そういうところから批判をしているのですよね。

『アウトサイダー』執筆時、林さんは17歳ですよ。恐るべき17歳。この年齢でそういう視点がしっかり定まっているというのは、本当に驚くべきことで、このミニコミが、発行部数が30部とかせいぜい100部というものでも、30年後の今にまで語り継がれる影響を及ぼしているというのは、この文章を読むと深く納得ができるのです。



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