言いたいこと言わぬは [雑感]
昨日は私がオルガンをやっているバンドdB-BOXの練習だった。
のだけれど、ギター/ボーカルのマリモさんは欠席。10月20日にやった前回のライブ以降、練習ができていない。マリモさん、ずっと体調がよくないみたいで。
ああああ。バンドやりたいなあ。AGさんのドラムと練習はしたけれど、メンツが欠けるとバンドって風にはならないのだ。
スタジオの中であれこれ試行錯誤するのは本当に面白い。バンドの面白さは、アイデアがすぐに音になることだ。自宅でデモを作ろうとしても、機材をいじっている間にアイデアが蒸発してしまうような気がする。私はアイデアを出したらすぐに音にできるバンドでの曲作りのほうがはるかに性に合っている。
皮肉なことだが、こうやってバンドができなくなると、こういうバンドの面白さが身にしみて分かってくる。
夜、吉祥寺WARPへthe morningsを見に行く。
よかった!ベースのシンゴさんがこのライブを最後にいったんバンドを抜けるということもあって、皆さん気合の入り方が違っていたのでしょうか。いつも以上にガツンとしたコアのようなものを感じました。音もよかったし。
対バンのelicaもよかった。
こういういいライブを見てしまって、ますますバンドがやりたくなってしまったのでした。まあこればっかりは流れに身をゆだねるしかないのだが。
晴天にあせる気持ち [雑感]
ここんとこずっと天気がいいですねえ。空気も澄んでる感じで。
こういう気候は好きなんだけれど、その一方で気持ちの奥のほうにもやもやとあせりのような感情がわだかまっているのを感じる。
その原因ははっきりしていて、学生のとき、最後の学年のこの時期に自動車教習所に通ってた頃の記憶がよみがえってくるんですね。
自動車の運転をマスターするのって、結構大変だったなあ!
あと、卒業が近づいていた時期だったんで、学生のフィルターが外れて、一個人として世間と向き合うことのつらさみたいなのも感じはじめていたような気がする。なんかこういう風に書くと大げさな感じになりますが。
河川敷にある教習所だったのだけれど、土手の上から教習所を見下ろすような感じ、川だから空が広くて、ここ最近みたいな空の感じがして、その感じと、ああまた今日も教習やるのかやれやれみたいな気持ちが一緒になっていたんですよね。
その感じが今でも自分の中に残っているというわけだ。
しかしね、私が教習所に通っていたのって、平成2年ですよ!西暦でいうと1990年か。17年も前の話だ。そんな前の感覚がいまだに残っているというのも我ながら驚きだ。
そんなわけで、今くらいの空を見ると、毎年そういう気持ちになってます。
阿曽山大噴火 [雑感]
大川興業所属の阿曽山大噴火さん。
阿曽山大噴火コラム「裁判Showに行こう」
http://www.nikkansports.com/general/asozan/top-asozan.html
裁判ウオッチャーの方なんですね。すみません、さっきまでそういう方だとは知りませんでした。
裁判所で時々見かけるんですよ、この人。このルックスなんで記憶に残りますよね。で、「あ、またあの人だ」となる。裁判傍聴に来ていたんですねえ。
上記のコラムのバックナンバー。タイトルが面白い。
【第109回】がきデカを描いて逮捕された男
【第104回】自分のメシより鳥のエサ、これが正しいマニア道
【第100回】「アホのサカイだよー」に裁判官が一喝
【第86回】手品@法廷に検察官ふてくされ、裁判官「うぉぉ!」
うん、刑事裁判、たいていは淡々と進みますが、時々、面白いというと語弊がありますけど、印象に残る出来事が起きたりしますよね。
裁判員制度もはじまるし、これから刑事裁判を見てみよう、という人が増えるかもしれませんね。
考えて、試して、直して、ぶちかます [雑感]
最近いろんなバンドの音を聴いているのですよ。
いや、もう、いいバンドはたくさんありますね。非常に刺激を受けています、ここのところ。
で、やっぱりいいバンドは、ガーンと、バーンと、ぶちかましているのですよね。
気合が違う。なので音楽的な浸透圧が高いというか。こっちの気持ちに何かしら膜が張っていたとしても、それを乗り越えて伝わってくるものがある。
でも、やっぱりいいバンドは曲もいいし、演奏もいいんですよね。
それはやっぱり曲も練っているだろうし、練習も一生懸命やっているんだろうな。曲や演奏がいいと、音楽的な焦点が定まるからかな。
そこで思うのは、ガーンと、バーンと、ぶちかますことと、曲や演奏をきっちりまとめることって、相反する部分もあるよなあ、ということ。理性と衝動のぶつかりあいというか。
で、私がいいバンドだなあ、と思うバンドは、そこのバランスがいいのだろうと思う。理性と衝動のバランスが。それって難しいことなんですけどねえ。
私らも、もっといいバンドになっていきたいものだよ。
dB-BOX、次のライブは10月20日(土)、大久保HOT SHOTです。今度の週末から練習に入ります。
まずは新しいアイデアをいろいろ試したい。新曲を作りたい。今はそこに力を入れたいな。曲や演奏をきっちりまとめるより、新しいことをいろいろ試したい。で、本番用にまとめに入るのはぎりぎりまで遅らせたいな。本番しくじると悔しい気持ちが後を引くから、ちゃんとやりたいけど、まとめすぎたくもないんだよな。まとめることにエネルギーを使いすぎて新しいことに広がっていくのが妨げられるのも惜しい。
そういうバランスもあるな。難しい。でも楽しいだろうなこれからの練習。
YUIのこともろもろ [雑感]
NEWSMAKER10月号を購入。YUIが表紙のやつ。
これですな。
やっぱりかわいいっすねYUI。詞も曲もいいけどね。
で、YUIのこの首の傾げ方を見て、古い記憶の中から思い当たるものを感じた。
「何だったかなあ」と考えて思い出したものがこれです。
今の若い人は三田寛子とか知っているのかね。これはデビュー盤。後の天然ボケキャラの印象が強いが、なんのなんの相当にかわいかったっす。
こう、首をかしげるというのは、アイドル写真の王道なのでしょうか。私はその辺よく知らないが、そんな気もしますね。
話は変わるが、YUI、武道館でやるんだなあ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070905-OHT1T00092.htm
人気シンガー・ソングライターのYUI(20)が11月19日に東京・北の丸公園の日本武道館で初めてスペシャルライブを行うことが4日、分かった。福岡から上京してちょうど4年。長年あこがれてきた念願の舞台に立つ。J―POPを代表する存在となった今、もう一度原点を見つめ直すステージを披露する。
ギター1本で日本を代表する女性シンガー・ソングライターに上り詰めたYUIが、あこがれのステージに立つ。
11月19日の武道館公演は一日だけのスペシャルライブ。具体的な演出などは決まっていないが、関係者によると、路上ライブを行っていた時代の原点を見つめ直すようなステージになるという。(以上引用)
てことは弾き語りを多くやるということですかね?彼女の原点はそれですからね。
しかしチケットとれますかね?この間のツアーも全然取れなかったからね。武道館は全国のファンが死に物狂いでとりにきそうだな……。
今日のおやつ [雑感]
仕事の合間に、裁判所の地下で一休み。
最近、裁判所の地下にファミリーマートが入ったので重宝している。
というより、ちょっと前まで裁判所近辺には全然コンビニなんてなかったのだ。
まあ、10年遅れていますよ、司法という世界は。
まあそれはそれとして、黒ゴマプリン、うまかったっす。つかの間の幸せw
こういうプリン~ゼリー~寒天~杏仁豆腐みたいな食べ物は大好きなんですよね私は。
ガチボーイ [雑感]
映画「タイヨウのうた」の小泉徳宏監督はどうしているのだろう、と思って検索してみたら、新作に着手していた。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200706/gt2007061806.html
レスラー・佐藤隆太猛特訓中!みちのくプロレスで必死の役作り
俳優、佐藤隆太(27)が来春公開の映画「ガチボーイ」(小泉徳宏監督)に主演し、学生プロレスのレスラーを演じることが17日、分かった。
佐藤扮するエリート大学生・五十嵐は事故で頭を打ち、それ以後、新しいことを覚えられない「高次脳機能障害」。学生プロレスの世界に飛び込むが、“段取り”が覚えられないため、試合は常にガチンコ勝負だ。
原作は平成16年に劇団モダンスイマーズが上演した「五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ~」。演劇ファンのみならず人気を呼んだ同作のうわさを聞いた佐藤は、後日、記録用のビデオを観て「逆境の中で見つけたプロレスという希望に必死でしがみつき、人生と格闘する五十嵐の姿に、笑って泣いて感動した」。五十嵐を演じたいと立候補していた。
製作のフジテレビ映画事業局、織田雅彦プロデューサーの「プロ並みの要求はしないが、ある程度形になってもらわないと」との要望に、今月11日から、みちのくプロレスの現役レスラーに弟子入り。「練習をした次の日は体のいろんなところが痛い」と厳しい特訓に耐え、「心から演じたいと思った男を演じられることはとてもうれしい。迫力のあるシーンを見てもらえるよう、皆さんの胸に強く残る作品になるよう頑張ります」と汗を流している。
(以上引用)
脚本は西田征史という人だが、この人も若手の注目株らしい。
「タイヨウのうた」は、主演のYUIもよかったけれど、小泉監督の撮り方は素晴らしいと思っていました。
私が新しいバンドをやっていこうと決心したのも、「タイヨウのうた」がきっかけの一つになっているんですよね、実のところ。そのへんは改めて書く機会があるかもしれませんが。
なので、新作を楽しみにしていたのですが、めでたく決まっていたのですね。
小泉監督、前作でもコミカルな味をちょこっとは出していましたが、「ガチボーイ」ではそういうところがもう少し出てくるのでは?と想像しています。なんにしても公開が非常に楽しみですね!
mass of the fermenting dregs [雑感]
"mass of the fermenting dregs"(通称"マスドレ")というバンドを知ったのですが、なかなかよいです。
女性3人。ベースボーカル。ベースを歪ませて、結構コード弾きしたりしている。
リフの作り方が、私のツボにはまって、聴いていて気持ちいい。
スピード感もあるし、コーラスとかで音の広がりもついているし。
http://sound.jp/motfd/menu.html
http://www.youtube.com/watch?v=dxrjmRE_das
以下、彼女らのサイトからの引用ですが。
◆FRF'07 ROOKIE A GO-GO 出演決定!
みなさん!大変です!TAIHEN DEATH!
マスドレ、なんと、FRF'07 ROOKIE A GO-GOへの出演が決まりました!ぎゃー!
明日にでもころっと死んでしまいそうで怖いです。なえばー!
http://www.fujirockfestival.com/
◆Road to Tarbox Audition
デイブ・フリッドマンのプロデュースの元、
NYの彼所有のプライベートスタジオ「Tarbox Road Studios」でレコーディングが出来る!
という東芝EMI企画のオーディションの最優秀アーティストにマスドレが選ばれました!
え、え、えええ、えええ、えらいこっちゃー!
http://www.great-hunting.com/tarbox/
ということだそうです。
これからガッと出てくるバンドなのではないでしょうか。
鮎川誠の言葉 [雑感]
たまたま鮎川誠のインタビューを読んだら、とても面白くて、引き込まれた。シンプルな言葉で、こちらの気持ちに届く、納得できるメッセージを伝えてくれる。
"ロックンロールバンドが戦略やら方法論やらをふりかざしたら、そりゃ一時代にはピントがあうかもしれんが、それはワンジェネレーションで終わると思う。
ロックバンドは常に音を出したいちゅう欲求がある。
もうワンステージ、もうワンステージやりたいちゅう気持ち、ちょっと抽象的やけど、"やるき"が全てであって、策略とか戦略とかとはまったく縁のない純粋な世界やと思うです。バンドの世界ちゅうのは。"
このインタビューの日付は"1984/12/12"、1985年に出た"B-5"というムック本に収められたインタビューの一節だ。それから20年以上が経ち、まさにジェネレーションを超えてロックし続ける鮎川誠が今もいる。
野村ギター商会
http://music.biglobe.ne.jp/nogi/
NO.2、前編後編があります。
博多弁のとつとつとした語り口に引き込まれます。ここでも言葉はシンプル。でも本質を突いているというか、本当に自分が納得していることを話してくれているように感じます。
鮎川 誠、7人のミュージシャンを語る
http://www.rokkets.com/archives/7greats/index.html
これも読んでいてすごく引き込まれます。レコードを聴く、ライブを見る、一つ一つの出来事が鮎川誠にとってかけがえのない体験なのでしょうね。その体験が鮮やかに記憶に残っていて、熱く語られます。
究極のロバート・ジョンソンの一曲はプリーチング・ブルース、という言葉があって、私もそう思っていたのですごくうれしかった。
"やっぱり、一番すごかったのは《キング・オブ・ザ・デルタ・ブルーズ・シンガーズ》のB面1曲目に入っている〈プリーチング・ブルーズ〉、あれはとんでもなくすごいブルーズやったと思う。ブッ飛んだという感じでしたね。鋼みたいな強い声と、複合リズム。"
"特にあの〈プリーチング・ブルーズ〉の、リズムとしてはこうやけど(と足を踏み鳴らす)、その中に、口ではうまく言えんけど、それの3倍の速さのリズムが入っとるわけ(笑)。本当に。なんだろうという感じでしたね。それですごくモダンなワン・コードのブルーズでね。"
この分析はすごい!読むと「そのとおりだあ」と思うけれど、自分ではこのようには理解していなかったです。まさに目からうろこ。
こういうテーマで語る、ということがまず面白い。インタビューももちろん面白い。
タイトルとは少し外れるけど、こういうのも見つけました。
2000年1月28日(金)札幌市 ベッシー・ホール
http://www.rokkets.com/audio/sapporosession.html
布谷文夫Withシーナ, 鮎川誠、ルイズ・ルイス・加部,川嶋一秀&THE DEW (佐藤行衛、小西順、宍倉聖悟&西方)
すごいメンツ!音源あり!布谷文夫、健在なんですねえ。去年も鮎川誠、ルイズルイス加部と一緒にライブをやっているようです。見てみたい!
オルガンでノリをつくる [雑感]
今日の一曲(ていうか一枚)
Decca Anthology 1965-1967/ The Small Faces
http://www.amazon.co.jp/dp/B000024WZG/
最近絶賛立ち上げ中のバンド"K-BOX"でオルガンを弾いている。
自分で弾き始めると、レコードもオルガンが入ったものが聴きたくなりますね。
The Small Faces(スモールフェイセズ)、初めのころにはオルガンのインストとかがあって、これがかっこいい。
モッズ系のバンドを聴いていくとこういうのは結構あるかもしれないな。モッズ、ずっと前から興味はあるのだけれど、ちゃんと聴いてはいないんだな。誰か教えてほしい。
自分で弾いてみて実感しつつあることだけれど、オルガンを弾いていて楽しいのはノリをつくることだ。
"グルーブ"といったほうが言い方としてはいいのかもしれないが。
ギターももちろんそういう面はあるのだが、オルガンの場合、ギターよりも長めの視野を持って流れを組み立てながらノリを作っていく感覚があると思います。
今後そういう感覚を自分の中に上乗せしていきたいんだな。そうすればもっと楽しくなれる。